大学の組織HPhttps://diag-path.naramed-u.ac.jp/を進めています。特に保険医療機関連携診断の仕組みを活用し4病院とは連携診断を、3病院とは診療応援を行う体勢を整えており今後はさらに拡大していく予定です。さらに奈良先端科学技術大学院大学との連携を深め、AI技術を取りいれたより先進的な病理診断の仕組みも全国に先んじ取り入れていくこと計画しています。 現在の教室スタッフは吉澤明彦(教授:呼吸器、消化器、デジタルパソロジー、AI)、武田麻衣子(准教授:小児病理、中皮腫)、内山智子(講師:婦人科、呼吸器)、阪口真希(助教:中枢神経腫瘍)、松岡未奈巳(診療助教:唾液腺腫瘍)、新田勇治(診療助教:軟部腫瘍)で、加えて医員1人、専攻医4人が日々の診療?研究に従事しています。さらに病理部の臨床検査技師も病理診断を支える大きな力であり、ともに研鑽を積んでいます。 奈良の地から多くのことを発信できる教室をめざし今後も活動を進めてまいります。HPhttps://www.naramed-rehabilitation.com/第55回日本リハビリテーション医学会近畿地方会学術集会を教室員一丸となって主催しました。 リハビリテーション医学の治療対象は、あらゆる疾患による「活動の障害」です。リハビリテーション医学は障害の階層性に基づくリハビリテーション診断を基盤に「チーム医療」を用いて超急性期から回復期?生活期までの全ての疾患予後を改善することを目指しています。「チーム医療」はリハビリテーション診療の最大の特性のひとつです。 現在、スタッフ11名(応援医師含む)、専攻医4名(うち1名は回復期病院で研修)、理学療法士(PT)32名、作業療法士(OT)12名、言語聴覚士(ST)6名、看護師1名およびメディカルクラーク2名で構成される診療チームで、全ての疾患の「活動の障害」を対象に治療を行っています。他科との連携も積極的に行っており、精神科の認知症回診、小児科の血友病包括外来、ペインセンターの□痛外来などにも関わっています。43集合写真 当講座は、昭和20年開学の第一病理学講座を前身とし、平成15年に病理診断を専門とする臨床講座としてスタートしました。初代?野々村昭孝教授は病理診断の電子化や先進的診断技術を導入し、近代的な病理診断の基盤を構築しました。平成24年には大林千穂?第二代教授が就任され、遺伝子解析ユニットを開設、高度な病理診断を可能とする体制を整備しました。申博_申博手机版-平台官网5年7月からは吉澤が第3代教授として着任し、現在に至ります。 現在、年間およそ組織診12,000件、細胞診8,500件と量的な増加に加え、個別化治療の時代を迎えコンパニオン診断への対応、FISHや遺伝子検査など新しいタスクが増えています。一方で病理医は全国的に著しく不足しており、奈良県では基幹病院においても常勤医確保が難しいのが現状です。若手病理医の確保と育成は大学の責務であり、分子病理学講座と協力しつつリクルートに力を入れています。また県内の市中病院とはICTを用い合理的病理診断集約化と均霑化 奈良県立医科大学リハビリテーション医学講座は、申博_申博手机版-平台官网3年8月1日に開講した新しい臨床医学教室です。城戸顕が初代教授に就任し、同年10月より眞野智生准教授、石田由佳子講師、小林恭代助教、米田梓診療助教のスタッフ5名ではじまりました。申博_申博手机版-平台官网4年4月に専攻医3名が入局し、新専門医制度プログラムのもと研修を開始しました。同年9月に眞野智生先生が奈良県総合医療センターリハビリテーション科部長に転出、後任に稲垣有佐准教授が就任しました。申博_申博手机版-平台官网5年と申博_申博手机版-平台官网6年には1名ずつ新入局者を迎えました。申博_申博手机版-平台官网6年4月より平成まほろば病院内に「奈良県立医科大学ロボット技術活用地域リハビリテーション研究センター」を開設、城戸がセンター長を兼務し、専攻医とともに同院のカンファレンスに隔週で参加し回復期との連携を図っています。 学会、研修会としては、奈良県医師会リハビリテーション医部会講演会を毎年開催、申博_申博手机版-平台官网6年9月には小林恭代講師を大会長として医学科:臨床医学教育 病理診断学教授/吉澤 明彦医学科:臨床医学教育 リハビリテーション医学教授/城戸 顕
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